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●亀田総合病院の病院報「Kameda 2025年7月号」で、8ページの大特集!
病院清掃39年の松本忠男(亀田総合病院 環境整備課課長)と仲間たちが語る、“見えないけど大切な仕事”の裏側。 私たちがなぜ、どうやって、誰のために清掃しているのか――
過去・現在・そして未来へつながる事実をぜひご覧ください。


清掃現場。今でも手一杯なのに、この先どうなるのだろう…

心地よい建物で、健やかに過ごしてほしい――
けれど、その前には現実の壁があります。
異常気象による心身への負担
人手不足
容赦なく膨らむ費用
上がり続ける最低賃金による経営負担
清掃の重要性は年々高まっていますが、予算が限られる中で質を保ち続けるのはますます難しくなっています。

病院では、物価上昇でコストが増えても診療報酬は追いつかず、清掃費用が経営に重くのしかかっています。
清掃会社も最低賃金の上昇分を発注者に請求できず、持ち出しになることも珍しくありません。


清掃現場では、当たり前だと思っていた習慣の中に潜む見えない損失

建物の面積を基準に清掃を組み立てる──
長い間、それが当たり前だと思われてきました。

でも、ちょっと考えてみてください。
汚れる場所と、そうでもない場所は、どんな建物にも必ずあります。
面積が広いからといって、比例して汚れるわけではありません。

なのに、汚れ方を見極めずに同じ力で清掃をすると…
・汚れが10の場所を10の力で清掃(ちょうどいい)
・汚れが3しかない場所を10の力で清掃(やりすぎ)
・汚れが10なのに3の力しかかけない(やらなさすぎ)
──結果として、やりすぎのムダや、汚れ残りが出てしまう。

清掃現場は毎日、時間・人員・予算という限られた資源で動いています。
だからこそ重要なのは、その力を「どこに」「どれだけ」かけるか。
あたりまえだと思っていた日々の選択の積み重ねの中に、
まだまだ、見過ごされてきた大きなロスが潜んでいるのです。


清掃現場に眠る、活かさないともったいない日常
― 共通の願いを持ちながら、すれ違う現場と上層部 ―

現場のスタッフは日々の作業の中で汚れの傾向を肌で感じ取っています。
「ここはすぐ汚れる」「あそこはほとんど汚れない」
――そうした感覚は正しいのですが、 裏づけとなるデータや基準がなければ、改善案を出しても根拠が弱く、“決められない”のです。

一方、発注者や経営層は現場の細部まで把握できません。
数値や基準が示されなければ、感覚的な報告だけでは“判断できない”。
だから、「従来通りで」と判断するのも無理からぬことです。

つまり、現場も上層部もそれぞれの立場から正しい判断をしているのに、 「感覚はあるが決められない現場」と「判断したくても材料がない上層部」の間に、 結果として大きな壁が生まれてしまったのです。

この「どちらも間違っていないのに生まれてしまう壁」の正体は、
清掃の判断に不可欠な 「データ」「基準」「共通語」 が欠けていたこと。
ここにも、清掃現場に眠る、まだ活かされていない可能性が潜んでいました。


適在適掃 ― ちょうどいい清掃が、きれいを最大化

清掃現場には、効率と質をさらに高められるチャンスが残されています。
これまで忙しさの中で見送られてきたその課題に、私たちは光をあてました。

私たちが取り組んだのは、
ちょうどいい清掃を実現する仕組みです。

・「データ」「基準」「共通語」を重視し、やりすぎ、やらなさすぎを是正する
・きれいな所には時間をかけない。汚れた所に清掃力を集中させる
それが、「適在適掃」アプリSOZY です。

― 掃除からSOZY(ソジー)へ ―
SOZYは、その答えのひとつです。

SOZYとは、
S:Share(共有) = 気づきや工夫をチームでシェア
O:Observe(観察) = 原因に目を向け、再発を防ぐ
Z:Zero(ゼロ) = ムダ・やりすぎ・やらなさすぎをなくす
Y:Your Idea(工夫) = 現場のひらめきが、未来を変える力に

SOZYは、現場の写真を撮るだけで汚れを見える化し、 どこにどのくらい力をかけるべきかを整理し、 優先順位をつけてくれます。
初日から「これ、やらなくてよかったんだ」という気づきが生まれ、 1か月後には「人数が減ったのに、こんなにきれいになるんだ」という驚きが広がります。


亀田総合病院から誕生。「適在適掃」アプリSOZY
― 現場で起きていること全てを「見える化」 ―

39年間、病院の現場で一つひとつ積み上げてきた清掃の知恵と工夫。
病院清掃はいつも“理想通りにいかない現場”との戦いでした。
その壁を越えるたびに、新しい工夫と知恵が生まれましたが、最も力を注ぎ、取り組んできたのが「見える化」です。
現場で起きていること全てを「見える化」する。
これが、机上の理論ではなく、汗と時間で培った“生きた方法”をもとに清掃を再編成する秘訣です。

世界ランキング上位に選ばれた亀田総合病院(Newsweekよい病院ランキング世界58位・日本3位)の環境整備課課長として、 松本忠男は「少人数でも質を落とさない清掃の仕組み」を現場で磨き続け、AIが再現できるように組み上げたのがSOZYです。 現場で通用する“本物のやり方”が、ついにシステムになりました。

亀田総合病院の清掃は、こちらをご覧ください。


SOZYを使う

汚れの写真をパシャッと撮るだけ。AIが、きれい・汚いを「見える化」

やることは、たったひとつ。
スマホの専用アプリで、汚れの写真をパシャッと撮るだけ。
特別な準備も、複雑な操作も一切不要です。

集まった写真は、AIが自動で分析・仕分け。
これまで見えなかった原因や改善のヒントが、次々と浮かび上がります。 すると――停滞していた清掃、説明できなかった改善、「無理だ」と諦めていた制約が、一気に動き出します。

・汚れの写真を2枚(アップ+周囲)撮影
・写真と原因・工夫の情報をAIが分析し、「きれい」「汚い」を、根拠と共に見える化
・小さな改善も履歴として残り、チームで共有
・エリアごとの状態や傾向を俯瞰し、最良の清掃方法へ導く
・結果だけでなく、原因まで見える化
・清掃スタッフの気質を分類し、行動変容を促す
・やりすぎを防ぎ、ちょうどよい清掃=「適在適掃」を実現
・履歴を比較し、進化・成長を実感
・発注者・経営・現場。立場の違いを超えた情報共有
・・・・・

これまで「経験」と「感覚」に頼っていた清掃が、確かなデータで進化します。
誰でも判断しやすく、みんなが納得できる。
人手が少なくても、ムダなく、きれいが続く――そんな未来が、写真1枚から始まります。


SOZYは、結果ではなく、原因・プロセスから品質を評価し、きれいを最大化

清掃はこれまで、「きれいか、汚いか」という結果だけで評価されてきました。
でも本当に大事なのは、その前にあるプロセスと原因です。

物が多い、すぐ散らかる、動きづらい――
そんな原因を放置して汚れだけを拭き続けるのは、 “蛇口から垂れる水を拭き続ける”ようなものです。
汚れは“症状”であり、本当に必要なのは原因の治療です。
原因をつかまなければ、同じ汚れも同じミスも、何度でも繰り返されます。
それは人も時間も資源も消耗させる、大きなロスです。

SOZYは、現場の汚れを写真で記録し、
・原因を探す
・データ化する
・見える化する
・仕分けする
・AIが分析する

「どのエリアがどういう状況か」
「過去と比べてどう変化したか」
「他のエリアと比べてどうか」
こうした情報が瞬時に目の前に現れるのです。


SOZYの写真が語る、きれいの物語

─ 人とAIが、PDCAを回す ─
SOZYは、ただ写真を集めるアプリではありません。
現場で撮った1枚1枚の写真は、そこにある“現実”を語り始めます。

最初は無言の写真たちも、過去のデータや文字情報と照らし合わせることで、
「ここは前より改善されているよ」
「この部分は再び汚れやすくなってきた」
「この汚れは○○が原因だよ」
まるで経験豊富な現場リーダーのように教えてくれるのです。

SOZYは、きれいか汚いかだけではなく、その背景や原因まで分析し、
写真に“意味”を与えます。

それを受け取った人は、
「じゃあ、この原因をどう防ごうか」
「優先順位を変えて、このエリアにもっと力をかけよう」
そうやって、PDCAが自然に回り始めます。

結果として、現場も、管理も、そして建物全体も成長していく。
写真が語り、データが導き、人が動き、また写真が語る――。
その循環こそが、SOZYの物語です。


SOZYは、人に寄り添うアナリスト

SOZYはただのAIではありません。
あなた専属のアナリストのように、データを踏まえて「今すべきこと」「後でいいこと」を的確にアドバイスします。
しかも、スタッフ一人ひとりの性格や状況に合わせた伝え方で、自然と行動が変わります。

これからの清掃は、「なんとなく」ではなく、
データと共有に基づく、ちょうどいい清掃が当たり前になります。

SOZYは、その仕組みを支える“頼れるアナリスト”として、人に寄り添います。
限られた予算・人員でも、きれいを最大化するために――。


SOZYがつなぐ。きれいの先に広がる、やさしい日常を守りたい

心地よい建物で、誰もが健やかに過ごせるように――
そう願っても、現場の一日はあまりに慌ただしい。

「もっと、患者さんのそばで安心できる空間を整えたい」
「子どもたちの笑顔を、もう少し長く見守りたい」
「オフィスで働く人たちに、落ち着ける時間を届けたい」

けれど現実は、次々と押し寄せる作業に追われ、その思いは後回しになってしまう。
SOZYは、そんな日常にそっと入り込みます。

SOZYが目指すのは、効率化のその先。
それは、そこにいる人たちの時間と笑顔を取り戻すこと。
SOZYを皆で共有することで、環境や人に対するやさしい気持ちが自然に芽生えます。
「汚さない工夫をしよう」「気づいたらごみを拾おう」
――そんな小さな行動が重なり、助け合いながら環境を整える文化が広がっていきます。

きれいの先に広がる、やさしい日常を、みんなで守る。
SOZYは、そのための静かな力です。


亀田総合病院 名誉理事長・亀田俊忠先生も太鼓判! !
亀田俊忠先生「入院患者さんを感染症から守るには、 科学的エビデンスに基づいた松本さんの 掃除メソッドが欠かせません」

(出典:松本忠男著「健康になりたければ家の掃除を変えなさい(扶桑社)」)




AI先進国~中国の病院でも、AI時短掃 SOZYの導入が決定!
― 中国深セン市の国営病院で、清掃の標準モデルづくりを指導中です ―

松本忠男の日本での活動をネットで知った中国の病院から連絡があり、深セン市宝安区婦幼保健院(1,000床)を皮切りに 現在は深セン市中西医結合医院(850床)に毎月訪問し、環境づくりを指導中。この病院の環境を中国NO.1にし、中国全土でのスタンダードを創ることが私に託された役割です。
こちらの病院は新棟を建設中で2025年7月の完成後は1,500床となる国営病院です。
"清掃品質の点数評価"がすでに動き出しています。




39年間、病院で安心できる環境を守り続けてきました。

松本忠男プロフィール

松本忠男く 株式会社プラナ代表取締役社長、亀田総合病院環境整備課課長(兼務)
フロレンス・ナイチンゲールの著書「看護覚え書」に共感し、39年間、病院の環境衛生に従事し、清掃管理者として現場のマネジメントや教育に従事。 ダスキンヘルスケア株式会社に在職時、横浜市立市民病院、亀田総合病院の清掃マネジャーを担当。30年以上前、現在の基礎となる亀田総合病院の清掃システムを構築。

● 私が38年間、環境整備にこだわり続けてきた理由は、一人のおばあちゃんとの出会いと別れがあったからです。

小学校や保育園では、子どもたちが笑顔になり、健康を守る掃除モデル「福(拭く)育」を普及。この活動はアメリカ、イギリスのメディアでも紹介されました。
●アメリカ ウェルネス ヘルスケビジネストゥデイ(health care business today)
●イギリス phoenix98fm online (フェニックス98エフエム オンライン)

●小学4年生の総合学習としての福育授業(エステー株式会社様の抗菌・除菌剤Dr.CLEANのPRに活用)

●福育授業後の子供たちの感想に感動でグッときた。

また、保育園では、ちょこ掃除やワークを通じて、楽しみながら子供たちの健康を守る取り組みも続けてきました。

著書は「健康になりたければ家の掃除を変えなさい」「清掃はいのちを守る仕事です」「病気にならない掃除術」他17冊、 テレビ出演は「中居正広の金曜日のスマイルたち」「林修の今でしょ講座」「あさイチ」「ヒルナンデス」他100以上。 レタスクラブ、日経ウーマン、日経ヘルス、ハルメクなどの雑誌、企業のウエブマガジンからの取材多数。
Dyson掃除機、エリエール、エステー、PUDU社清掃ロボット"などのヘルスケア製品を監修・PR。 医療環境管理士、整理収納アドバイザー1級

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